2021-06-20から1日間の記事一覧

水の妖精 睡蓮と蓮の世界

2000年の時を経て蘇った大賀ハス 「大賀ハス」この名前は、ハスに特別な興味がなくとも、名前だけは聞いたことがある、という人が多いのではないだろうか。なにしろ、「2千年の時を経て蘇った古代のハス」である。古代のロマンは人々の心をかきたて、国内の…

水の妖精 睡蓮と蓮の世界

ハスの育成・交配の歴史 ハスの栽培は日本でも中国でも、かなり古くから行われてきた経緯もあり、また簡単に自然交雑してしまうため、厳密には品種数も多くなっている(江戸時代にすでに100種近くが確認されている)。そのため、ハスの原種がどれなのか、ま…

水の妖精 睡蓮と蓮の世界

温帯スイレンの交配の歴史 ………スイレンに東洋的なイメージを重ねる方も少なくないが、赤やピンク、そして黄色のスイレンは園芸種であり、そのほとんどが海外から入ってきたものである。しかも明治の終わり頃から入ってきたもので、意外に歴史は浅いと言える…

水の妖精 睡蓮と蓮の世界

スイレンとハスの違い ………学術的に言えば、スイレンはスイレン科スイレン属に含まれる浮葉性植物で、ハスはハス科ハス属に含まれる挺水植物である。平たく言うと、スイレンは浮き葉、つまり水面に葉を浮かべる植物で、ハスは挺水、水面から葉を立ち上がらせ…

もし地球に植物がなかったら?

花びらのあるさいしょの花は、マグノリアやモクレンの花に似ていたようです。いまから1億4千5百万年くらい前のことです。 これを読んで以来、モクレンを見るたび気持ちが古代ロマンへといざなわれるように。ちなみにマグノリアはモクレンの上位語で、モクレ…

夜空はいつでも最高密度の青色だ

月面の詩 私のこと嫌いでもいいよって言えなくちゃ、やさしいひとにはなれません。青春で奪われていく純粋のこと、忘れちゃったから青春小説が好きなひと。幸福が邪魔みたいに言える子が好きだ。人間を腐らせる。土に近づけ、花から離れる。私はきみが嫌いで…

今、世界はあぶないのか? ルールと責任 佐藤学による解説より

だれかが不利益をこうむる不公平なルールがあった場合、そのルールをつくり直すか廃止する必要があります。その責任も私たちは負っています。一つ例をあげましょう。最近、多くの公園でお年寄りのゲートボールと幼児の安全のために「サッカー禁止」のルール…