2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

波山芸術の〈原型〉誕生期 - 生命主義の時代

…前略… 波山が自身を代表する技法「葆光彩」によって、光をあらわす陶芸を試み始めた頃、五歳年上で同世代の作家・夏目漱石は『それから』(明治四十三年/1910)を発表、社会通念よりも人間の自然な感情と整理を肯定して、賛否両論を巻き起こした。いわゆる…

なぜ花は香りを持つの?『はつみみ植物園』

基本的に植物の花は、人間的に言うと性器であり、甘い香りや生々しい匂いがして当然である。 用途はともあれアプローチにはかなり違いがあるゆえ、色や形は人間よりもさらに変化に富んでいる、ということなのねー。 はつみみ植物園 作者: 西畠清順 出版社/メ…

なぜ野菜はおいしくなくて、果物はおいしいのか『はつみみ植物園』

野菜とは、植物でいう根っこや茎、葉っぱなど自分の体そのもの。だから"食べられたくない"ワケだ。植物にとって自分の体そのものを誰かに食べられるメリットなどどこにもないわけである。道理で、不味くなるわけだ。 一方、果樹が実らす果物"果実"は、その中…

「かこさとしのひみつ展」における展示資料より

絵をかきましょう みなさんがこれからいろいろべんきょうするために絵をならっておくとたいへんためになります お店のかざりつけのお手つだい、かんばんをペンキ屋さんにどうぬってもらったらいいか、工場や家のみとり図をかいたり おへやの中のどうぐのおき…