2008-01-09 砂糖の世界史 一二世紀のビザンティン帝国の皇帝に仕えた医師も、「熱冷まし」としてバラの花の砂糖漬けを処方していますが、このバラの花の砂糖漬けは、ずっとのちまで西ヨーロッパでも、とくに結核の熱に対する解熱剤として重宝されました。もっとも、バラの花に限らず、食品を「砂糖漬け」にすること自体は、砂糖をもうひとつの用法である「保存料」として用いていることにもなるのでしょうが。 あら、ロマンチック。 砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書) 作者: 川北稔 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1996/07/22 メディア: 新書 購入: 17人 クリック: 115回 この商品を含むブログ (75件) を見る