先天異常の医学―遺伝病・胎児異常の理解のために
奇形は英語でmonsterというが、その語源となったのはラテン語で、予告するmoneoという動詞から導かれたものであるという。これは奇形がなにか恐しいこと、不吉なことを予告するという考えから発したものである。このように、ヒトおよび動物の奇形は、古くから人々の誤った好奇心を集め、その成因に関してもいろいろの説が立てられた。
先日『赤ちゃんの歴史』を読んだ際に気になった点の謎が解けた。謎が解けて嬉しいどころか妙にかなしい気持ちになった。
先天異常の医学―遺伝病・胎児異常の理解のために (1982年) (中公新書)
- 作者: 木田盈四郎
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1982/02
- メディア: 新書
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