島おくらについて(野菜の箱に入っていたチラシ)

 島おくらは沖縄在来の品種です。おくらというと、一般には断面が五角形で角ばった形をしていますが、島おくらは角が丸いのが特長。実も非情にやわらかく、つるつると喉を通る喉越しの良さをお楽しみいただけます。

<中略>

 沖縄のおばぁーたちはおくらのことを「ねり」と呼びます。「おくら」と言うようになったのは最近です。おばぁーにおいしい食べ方を聞いたところ、ゆがいたおくらを刻んでかつお節としょうが汁をかけて食べるのが一番とのこと。あとは、斜めに切ってツナと一緒に炒めて、さっと醤油で味付けしたチャンプルー(炒め物)もおすすめです。つくてぃみそーれー(どうぞお試しください)

つまり「オクラ」はアフリカからやって来た完全な外来種の野菜というわけではなく、もともと日本(といっても沖縄なのでそう断言できるものでもないが)にも自生していた国産の野菜でもあったということなのか。チャンプルーはともかく<かつお節&しょうが汁で>という食べ方はいかにも昔から伝えられてきたものであるかのようで(なんてったって醤油が使われていないというところがポイントだ)なおさら気になる。