パンダモニアム 国際政治のなかのエスニシティ

とはいえ、歴史の暗黒の谷間を見下ろしてみれば、社会集団において、人は憎しみの対象となるような別の集団を必要としていることがわかる。原始的な帰属意識の強さは、情緒的な団結が内面的ななんらかの「同族意識」からのみならず、なにか外敵の存在を見出すことによってももたらされるというところにある。共同体があるところには、よそ者がいる。

これまたダニエル・ベルの引用部分。直にダニエル・ベルの著作物を読むべき。か?