供花

ハンバーガ

腐肉の中で狂った世界でおまえの優しさに溺れて死ぬる
ハンバーガーの食い過ぎ

家庭的な幸福とハンバーガーのはざまで
駐車スペースを一生捜している
チーズバーガーの食い過ぎ

チーズ、ピーナッツバター
ハンバーガーの食い過ぎ

作家としては私はそこまで好きではないのだが、夫は「この詩があんまりおもしろくて本屋で立ち読みして爆笑した」そうである。…残念ながら私には爆笑できず。彼の笑いのツボは永遠の謎だ。

供花 (新潮文庫)

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